パリ五輪パラ日本選手団、東京・日本橋でパレード 開会式旗手の江村美咲「ぐっときた」
今夏のパリ五輪・パラリンピック日本選手団による応援感謝イベントが30日、東京・日本橋で開催された。柔道男子66キロ級で2連覇の阿部一二三(パーク24)やレスリング女子53キロ級覇者の藤波朱理(日体大)ら107人が参加。沿道に集まった約1万人の声援に手を振って応えた。 日本オリンピック委員会と日本パラリンピック委員会の共催。五輪パラの選手が3グループに分かれ、中央通りを約700メートルをパレードした。 フェンシング女子サーブル団体銅メダルで開会式の旗手を務めた江村美咲(立飛ホールディングス)は「こんなにたくさんの方々が応援してくれていたと感じられ、ぐっとくるものがあった」と感無量の様子。パラバドミントンの女子シングルスで2連覇の里見紗李奈(NTT都市開発)は「このような形で感謝を伝えられる場を私は経験したことがなかった。すごく感動した」と語った。 パリ大会の日本選手団は五輪が金メダル数、メダル総数ともに海外開催で最多を更新。パラも東京大会を上回る金メダル14個の活躍だった。 2016年リオデジャネイロ大会後に初めて五輪、パラのメダリストが合同でパレードを実施。21年の東京大会後は新型コロナウイルスの影響を考慮して見送られ、8年ぶりの実施となった。