東和薬品、不正行為は確認されず 国内3工場、自主調査で
後発薬(ジェネリック医薬品)大手の東和薬品は28日、国内3工場で品質試験を担う全社員を対象とした調査で、規格への適合を目的とした不正行為は確認されなかったと発表した。ジェネリック各社で品質不正が続出したことを受け、自主的なヒアリング調査を実施した。「全社を挙げて信頼性確保に向けた取り組みを今後も強化していく」としている。 3工場は山形(山形県上山市)、大阪(大阪府門真市)、岡山(岡山県勝央町)。生産能力は年間140億錠に上る。11月上旬から、167人を対象に聞き取りを実施した。 国内の処方薬全体の8割を占めるジェネリック業界では品質不正が相次ぎ、深刻な供給不足が続いている。