K-1ファイター・村越優汰「いいカラダを作るなら、キックボクシングが近道ですよ!」
村越 なれると思いますよ。ボディメイクで大切なことは短期間だけストイックに頑張ってハードなトレーニングをすることではなく、ストレスなしにずっと続けられるトレーニングをすること。それが僕にとっては好きなように肉を食べて、ロードワークをして、キックボクシングの練習をすることなんです。
── トレーニングを続けるコツがあれば、教えてください。 村越 楽しむことが一番。あとは体重でも、走る距離や時間、バーベルの重量でも何でもいいから、数字的な目標を設定することもモチベーションと達成感につながると思います。 ── ちなみにキックボクシングは、ボディメイクの効果は大きいですか?
村越 もちろん。特に蹴る動作はすごく良いトレーニングになると思います。キックはカラダを捻ってから蹴る動作だから、パンチよりもカラダ全体を使っているので。興味がある方は、ぜひ始めてみてください。ちなみに、僕はゴルフも大好きなんですが、キックの動きはゴルフの動きにも通じていると思います。 ── トレーニング後、カラダの回復のためには睡眠も大切ですよね。普段、睡眠時間はどれくらいですか? 村越 同世代の人よりも睡眠時間は長いです。9時間くらい寝ていますね。特に、ゴルフをするようになってからは生活が規則正しくなったと思います。ゴルフは朝が早いですし、夜になると自然に眠くなってくる。ゴルフのあと、夕方にトレーニングしても眠りが深いせいか、翌朝起きた時はカラダがスッキリしています。 村越選手のカラダは鍛えられているものの、違和感のある過度なムキムキボディではないのが見て取れます。ご本人が話していたように、大好きなお肉を食べ、ストレスフリーでトレーニングを継続してきた結果、私服も艶っぽく着こなせる適度にぶ厚いカラダに仕上がったのでしょう。LEON読者のみなさまにとっても目指しやすい、ボディメイクのお手本と言えるのではないでしょうか。
【Profile】村越優汰(むらこし・ゆうた)
1994年9月10日、神奈川県生まれ。3歳から空手を習い、中学生からキックボクシングのジムに通い始める。16歳でプロデビューし、19歳でRISEのバンタム級チャンピオンとなった。2017年にK-1に移籍すると、2018年には第2代K-1 WORLD GP フェザー級世界王者となった。戦績は41戦31勝10敗。 写真/トヨダリョウ ヘアメイク/吉田葉月 文/野中真一(5 books) 編集/吉田奈緒子(LEON.JP) 撮影協力/湘南格闘クラブ