コスパもタイパも抜群!「芽出し球根」からスイセンを育てよう
チューリップ、ヒアシンスと並び、秋に球根を植えて春に花を咲かせる"秋植え球根"のなかで人気が高いスイセン。「秋に球根を植えそびれたから、今年は春の花をあきらめなければ......」という人、いえいえ、これから販売される芽出し球根なら、今からでも十分春の花が楽しめます。球根植物を愛する若松康史さんに教えていただきました。 みんなのスイセンの写真
芽出し球根とは?
球根をポットに植えつけて芽が出るまで育てたもので、1月ごろから販売されます。花が確実に咲き、秋の植え込みを忘れてもリカバリー可能。時短・簡単・おトクに花が楽しめます。
芽出し球根を入手したら、大きめの鉢に植え替えてみよう
芽出し球根は、ポットのまま楽しむこともできますが、大きめの鉢に植え替えるとより多くの花が咲き、球根も太って、来年以降も楽しめておすすめです。一~二回り大きい鉢に植え替えてみましょう。手順を紹介します。
1.鉢底穴に鉢底ネットを敷く。球根の頭が、鉢の縁から約3cm下になるように調整して草花用培養土を入れる。
2.ポット苗を下向きにして、そっとポットを外す。
3.根を傷めると再発根しないので、極力触らないようにして、そっと苗を鉢に入れる。
4.ウォータースペースを1cmほどあけ、球根が完全に埋まるまで培養土を入れる。土中のほうが温度環境などが安定しており、根もよく伸びる。
5.表面を平らに整え、緩効性化成肥料を規定量施し、たっぷりと水やりする。日当たりのよい戸外に置き、表土が乾いたらたっぷり水やりして管理する。
開花後は、ちょっとのお世話で来年もよりきれいに咲かせることができます。『趣味の園芸』2024年1月号では、翌年もキレイに咲かせるための方法を紹介しています。ぜひ参考にして、チャレンジしてみてください。 『趣味の園芸』2024年1月号「福を呼び込むラッキーフラワー 春を運ぶ香りスイセン」より