秋の沖縄の"穴場"を発見 透明度に驚いた!天然の真っ白な砂浜と青い海に癒されたリゾートホテルの旅
やちむんの里をぬけた果て、残波岬(ざんぱみさき)の隠れ家的ビーチ
「はなれ旅」を提唱し、全国展開しているのがアコーグループの「グランドメルキュール」「メルキュール」ブランド。2024年に一気に22軒をリブランドオープンしたことで話題となった。いずれも観光客が殺到するエリアから、ちょっとだけ離れ、あまりまだ知られていない絶景や地域特有の文化、交流など、土地に根付いた魅力をモダンにアップデートした宿だ。琵琶湖や淡路島、奈良橿原、那須高原、南房総などにオープンした。 沖縄にできたのは那覇空港から車で70分ほどの読谷村(よみたんそん)にある「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」だ。残波岬は高さ30mの断崖絶壁が2km続く景勝地。人気の泡盛「残波」でもその名を知られる。晴れた日には慶良間(けらま)諸島も望め、先端まで来たと実感する。読谷村・やちむんの里などの観光スポットからのアクセスがいいのも、残波岬の魅力だ。 村営の残波ビーチはこじんまりとしてスタイリッシュ。マリンアクティビティの拠点となるビーチハウスは遊泳期間の4月1日から10月31日以外も年中オープンし、ロッカーやシャワーを使えるので、地元の人たちも知る人ぞ知る穴場。シーズンを過ぎても楽しめる。
滞在中はお財布とは無縁のオールインクルーシブも魅力
最大の特徴は、宿泊料金に夕食、朝食、ラウンジアクセス、大浴場やプールアクティビティなどが含まれたオールインクルーシブのプランがメインである点。一部のドリンクやアクティビティは有料ではあるものの、滞在中は支払いを気にせず、リラックスできるのはうれしい。プールに面したラウンジでは夕方はアペロ、ディナー後はさまざまな泡盛などを飲み比べできるナイトキャップがふるまわれ、お酒好きにはたまらない。 ブッフェも期待以上だった!トリュフオイルで仕上げるチャンプルーやミルク仕立ての沖縄そばなど、フレンチの手法を取り入れた沖縄料理などがならび、とにかく艶やか。ビールやワインなどのアルコールもフリーフロー。ブッフェの概念をひょいと超えたクオリティだった。 ラグジュアリーなのは料理だけではない。テラスで過ごすようなインテリアで、屋内でありながらバカンス気分に。朝からスパークリングワインが並んでいたのには小躍りした!フレッシュジュースと割ってミモザ風カクテルをいろいろ試した。 リブランドした施設なので、洗練された雰囲気らしからぬ、昔ながらの大浴場があるのもうれしい。水平線をみながら疲れを癒して、すっかり骨抜きに。客室は36平方メートル以上のゆったりとしたスイート級で、ここでは誰もがセレブになれる。