スポーツクライミング・スピード種目 日本記録保持者・林かりん選手 4年後のロス五輪に向けて…見据える先は?
スポーツクライミングのスピード種目でパリオリンピック出場を目指した日本記録保持者・林かりん選手、残念ながら今回の出場は叶いませんでしたが、4年後のロサンゼルスを新たな目標に定めました。 休むことなく続く地道な練習、その努力の先に光が見えるかも知れません。 【写真を見る】スポーツクライミング・スピード種目 日本記録保持者・林かりん選手 4年後のロス五輪に向けて…見据える先は? 高さ15メートルの壁を登る速さを競う、スポーツクライミング・スピード種目で日本記録を持っているのが、林かりん選手19歳です。 鳥取県北栄町在住で、倉吉市を練習拠点とする林選手、日本記録保持者として今年のパリオリンピック出場を目指していましたが、オリンピックはテレビで観戦することになりました。 林かりん選手 「見てました。オリンピックに出られること自体すごいことなので、そこで更に自分のベストパフォーマンスを出せるというのは、どの選手も感動したし、見習うべきところだなと思いました。」 今年6月には自らの日本記録を更新する7秒37をマーク、好調を維持してハンガリー・ブダペストのオリンピック予選大会シリーズに臨みましたが、出場には手が届きませんでした。 林かりん選手 「2戦とも調子が良かったですし、2戦目の直前に日本記録を出すことができて、自分の中ではいい状態で行けたんですけど、やっぱりここでオリンピックが決まるというプレッシャーだったり緊張だったりで、自分自身攻めることができなかったというのは正直悔しかったです。」 テレビで見るしかなかった夢の舞台、そこでは金メダルのポーランド選手が6秒06の世界記録を打ち立てました。 林かりん選手 「正直、オリンピックで世界記録が0.2縮まるとは思ってなかったです。オリンピック出ている選手は6秒台持っているので、7秒3でもまだちょっと戦えるか戦えないかギリギリなので、やっぱ6秒台持っておきたいなと思っています。」 タイムを縮めるテクニックの一つがスキップ、並んだホールドを全部は使わず一部を飛ばす技術です。 スキップをするとタイムが縮まりますが、ホールドの間隔が広くなるため高い技術と運動能力が求められることになります。