新型メルセデス「EQS」の航続距離は800km超!驚くほど便利になってSクラスよりもドライバーズカーだ
3,868ユーロ(約65万円)の追加料金で、リアコンフォートプラスパッケージがさらに豪華になった。ボタンひとつで助手席が自動的に前方に移動し、厚めのパッド入りリアシートの背もたれは最大38度までリクライニング可能。リアスクリーンでテトリスゲームをしている間、傾斜した前席の背もたれにある空間に足を置くことができる。「EQS」は決して「Sクラス」より劣っているわけではない!
EQSのためにカスタマイズされた香りと特別な機能
大型のHEPAフィルターがバクテリアやウイルスなどの汚れを乗員から遠ざける。「EQS」には独自のインテリアフレグランスが搭載されている。「EQS」はまた、乗員がリラックスできるようにデザインされたサウンドスケープ(森林の澄んだ音、海の音、夏の雨の音)を流す。パワーナップ機能は、ドライバーと助手席乗員が「EQS」の中で仮眠をとりやすいように設計されている。 ストレスのない駐車のために、「EQS」はスマートフォンを使って、あるいは法律で許可されている場合には、完全に自律的に駐車スペースに入ることができる。「EQS」にはエアサスペンションとリアアクスルステアリングが標準装備され、最大10.9mのターニングサークルを実現している。
ドライビングテスト:EQS 580は驚くほど軽快な走り
AUTO BILDはAMGの下のトップモデル、「EQS 580 4MATIC」に試乗した。所見:「EQS」の走りはスムーズで、遊び心に満ちている。リアアクスルの舵角は10度で、2.5トンの重量級がカーブを軽々と駆け抜け、メルセデスの855Nmの推力は印象的で、常に主導権を握っている。
走行性能はあらゆる状況において驚異的だ。その最大290kWのエネルギー回生(ブレーキ時のエネルギー回収)は見事なものだ。エアサスペンションは、実績のある「Sクラス」のシャシーコンポーネントに依存している。重量のある「EQS 580」は、驚くほど安定し、フルで、パワフルで、サスペンションは敏感だが曇りはない。これによって、この電気自動車は「Sクラス」と比較して真のドライバーズカーとなっている。「メルセデスEQS」は電気自動車の新しいベンチマークだ。技術的に卓越し、壮大なデザインと印象的な走行性能を備えている。