オペティ・ヘルと姫野和樹、秋からの新戦力に聞く。ラグビー日本代表vs.オールブラックス
日本代表に呼ばれる前から、インターナショナルのレベルでプレーすることにワクワクしていたかと聞くと、「何回かエディー(・ジョーンズHC)とミーティングしたが、呼ばれるかわからなかった。だから、自分でコントロールできることに集中した。ハードワークしたことが実になったことに感謝している」と目を細めた。
日本代表にはトンガ出身も多いため、「チームがどういうことを期待しているかシェアをしてくれているのでやりやすい」というヘル。改めて自身の強みを聞くと、「ボール持って走ること、ボールを持って相手にヒットすることが強み。もう1つ、チームの力、エナジー、勢いが自分に大きく伝わり、それをプレーで体現することも強み」と語気を強めた。
10月26日のオールブラックス戦は出場したら初キャップとなる。ヘルは「緊張しているが、ハイレベルなスタンダードを保って、プレーしたら大きな責任をまっとうしないといけないと感じている」。
「この1~2週間、しっかり準備をしているので、試合に出たら自分の仕事を遂行したい。もし、プレーするチャンスがあれば、他の選手たちと同様にファンに見応えある試合をして、勝利を届けたい」と意気込んだ。
続いては、2019年、2023年のワールドカップに出場した、32キャップを誇る前キャプテンの姫野だ。
ジョーンズHCは姫野に関して、「彼の仕事は彼史上最高の選手になること、世界一のバックローになることが、彼に求めることで彼の仕事」と断言。
そして、「姫野はラック回りのアタック、例えばピック&ゴーや倒れ込むことなくボールを持ち続けることが強み。タックルしてもすぐに起き上がって、次の仕事ができることが強みなので、ピークに戻すことが大切です」と大きな期待を寄せた。
昨年のワールドカップ以来となる代表活動に参加し、姫野は「肘の出術をして、久しぶりの日本代表で、久しぶりの実戦だったので、ただただ楽しかった」と声を弾ませた。