TOKYO MX本社屋の「半蔵門メディアセンター」（2021年2月撮影）

　TOKYO MXの看板番組「5時に夢中！」（月～金曜午後5時）の番組公式Xが29日までに更新。28日放送内の記事の取り扱いについて、わびた。 【写真】番組公式Xで投稿した「番組内での記事の取り扱いに関するおわびについて」 　「番組内での記事の取り扱いに関するおわびについて」と投稿し、長文をアップ。「11月28日放送の『5時に夢中！』BINKANランキング内で、『30kg痩せた木嶋佳苗死刑囚がダイエット記事を有料公開。買ってわかった“木嶋式ダイエット”の有効性と限界』という記事を紹介した際に、記事内にあった、（当該記事の執筆者である）もちづき千代子様の過去のダイエット写真を原稿の文脈とは直接関係のない場面で表示し、木嶋佳苗死刑囚と誤認される恐れのある取り扱いをしてしまいました」と報告。 　続けて「もちづき様をはじめ関係者の皆様、視聴者の皆様にご迷惑をおかけしたことを、深くお詫び致します。今後、記事の取り扱いに関しては、スタッフ一同、細心の注意を払って参ります」と謝罪した。 　番組のコーナー内で当該記事を紹介した際、木嶋佳苗死刑囚に言及しているタイミングで、もちづき千代子氏の減量ビフォーアフター写真が挿入されて放送された。 　その後、もちづき千代子氏は「5時に夢中」の謝罪投稿を引用し、注意喚起を行った。「当該件につきまして。誠に遺憾であるとともに、番組制作における姿勢を疑問視せざるを得ないとしか言えません。自分の写真が『死刑囚と誤認される恐れのある取り扱い』をされる、これが人の人生にどれだけ重く、また深く傷をつける可能性があるのか考えが及ばなかったのでしょうか？」と投げかけた。 　続けて「『写真が木嶋佳苗のものだと明言はしていない』としても、あのタイミングで写真を挟み込んだのであれば、視聴者の目にどう映るのかは明白でしょう。『本気で木嶋佳苗本人だと思っていた』のであれば、写真の説明文を読まずに使用した怠慢であり、そもそも痩せた死刑囚が明らかに刑務所でない場所で撮影をしていることに疑問を持つべきです」と記述。 　「今回の件は、記事掲載媒体を通じての謝罪と訂正の確約はいただいてますが、私個人への接触はないため、今のところ完全に腑に落ちている状態ではありません。どのような経緯でこの事態が引き起こされたのかが詳細に伝えられていませんから。とりあえず、現状私が言えるのは、今後いちメディアとして情報の取り扱いを誤ることのないよう努めていただきたいということだけです」と訴えた。