白星発進も批判集中…イングランド代表は「心配すべき」状態か?記者が分析「慣れ親しんだものだ」
EURO2024初戦を終えたイングランド代表について、有力メディア『The Athletic』が分析している。 【動画】ベリンガムが豪快ヘッドで決勝点! 16日にEURO2024初戦を迎えたイングランド。セルビアとの一戦は13分にブカヨ・サカのクロスからジュード・ベリンガムがネットを揺らし、これが決勝点となって1-0と勝利した。しかし何度もセルビアに決定機を作られると、シュートは5本にとどまりボックス内タッチ数も「11」と相手を下回るなど、厳しい戦いを強いられている。 今大会の優勝候補の一角として期待を集めたイングランドだが、初戦のパフォーマンスから現地で批判が集中することに。そんな中で『The Athletic』のジャック・ピット=ブルック記者は、試合レビューの中で「イングランドファンは心配すべきなのか?」と題して持論を展開した。 「最初の30分ほどは新たな広がりを見せ、自信に溢れ、これまで見たこともないような高度なプレーを展開しているように見えた。しかし時間の経過とともに、後ろに下がってピンチを招き、最初は楽勝に見えたものが変わっていった。慣れ親しんだものを見るように」 「これが物語ることはなんだろうか? イングランドは90分間全力でプレーする自信や鋭さが欠けているのか? ガレス・サウスゲートに信念を貫く勇気がなく、いつもの“ガスボール”の安心感に頼っているのか? そうかもしれない。この90分が完璧な、あるいは“ステートメント”的なパフォーマンスだったと主張するのは難しい」 「しかし、我々はトーナメント・フットボールが何なのかを理解しておく必要がある。ゆっくりスタートしても大惨事にはならず、最初の週に最高のプレーをしてもタイトルはもらえないのだ。サウスゲートの戦術はともかく、彼はこうした初期段階をうまく切り抜ける方法を知っている。大きな結論は後回しだ」 初戦を勝利したイングランドは20日、デンマークと激突する。