40代以降の社会人の「自由時間」と「自由に使えるお金」ってどのくらい? 調査結果をもとに解説
40代以降の社会人のなかには、20代と比べて時間やお金に多少の余裕があるという方が多いかもしれません。また、時間とお金に余裕を持つことを目的に仕事を頑張っている方も少なくないでしょう。そこで、本記事では40代以降の社会人が、自由に使える時間とお金について解説します。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
40代以降の社会人の自由時間
NHKによる国民生活時間調査を基にした集計によると、40代の男性が平日に仕事と家事に費やす時間の平均が約9時間30分、50代男性では約9時間となっています。対して、40代女性では約10時間、50代の女性も9時間を超えており、わずかに男性よりも多くの時間を仕事と家事に費やしていることがわかりました。 また、洗顔やトイレ、入浴などの身の回りの用事にかける時間は、40代と50代の男女で若干の違いがあるものの、おおむね1時間ほどです。睡眠時間が7時間ほどだとすると、1日24時間から仕事や家事の時間、身の回りの用事に費やす時間、睡眠時間を引いたものが自由時間になるといえます。40代と50代の男女における、自由時間を以下にまとめました。 ・40代男性:6時間30分 ・50代男性:7時間 ・40代女性:6時間 ・50代女性:7時間 上記の結果から、平日における40代と50代の自由時間は6時間~7時間ほどといえます。なお、60代になると仕事をリタイアする方が増えると考えられますが、その場合は自由時間が増えるはずです。また、仕事がない休日は、通勤時間も含めた仕事にかける時間の分だけ、自由に使える時間が増えることが予想されます。
40代以降の社会人が自由に使えるお金
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が2022年に実施した調査では、40代の男女500人が「毎月自由に使えるお金」について回答しています。 最も多かった回答は1万円以下であり、全体の約30%を占めました。次いで1万円超~2万円以下という回答が約20%、続いて2万円超~3万円以下で約17%を記録し、全体の約67%が3万円以下という結果になっています。全体平均は3万2213円となっており、年間にすると38万6556円です。 なお、全体平均と中央値に多少の差がありますが、全体的な結果は50代以降であってもそこまで差は生まれないと予測できます。