【キン肉マン】つきまとうのは「人間に負けた超人」のレッテル、“カメハメ討ちの功績”も本人は自覚ナシ。悪魔超人界きってのヘビー級・最高幹部の悪夢「超人墓場では仕事もせずプカプカと浮いていた」
ネプチューンマンの返り討ちに遭って死亡した後は…
ただ、超人の肉体とパワーを手に入れても、実戦経験の乏しさだけは、一朝一夕には補えない。ジェロニモはタッグ本戦でテリーマンの足を引っ張り、過去の成功体験をもとにサンシャインの胸の日輪マークに手を伸ばすが、まんまと呪いのローラーの餌食に。右腕を潰された。 「はぐれ悪魔超人コンビは、戦力にならなくなったジェロニモを人質に取ってテリーマンに降伏を迫ります。悪魔に相応しい卑劣なやり口で、ニュー・マシンガンズに勝利するのです。サンシャインは、テリーマンの関節技にギブアップしかけるなど、うっかり砂化を忘れる場面もありましたが、そこはご愛敬。ジェロニモに対してはきっちりリベンジを果たしています。 おまけにサンシャインは、テリーマンを救おうと闖入してきた初代キン肉マングレート、つまり、老いてなお超人界最強の一角だったプリンス・カメハメを、呪いのローラーで仕留めた。対正義超人で、自覚なき貴重な戦果も上げているのです」(前出・悪魔超人関係者) しかし――、サンシャインの本当の悲劇は、ここから始まるのである。 「タッグ・トーナメントの2回戦、はぐれ悪魔超人コンビは、キン肉マンと二代目グレートのマッスル・ブラザーズに敗北。サンシャインは、敗戦に便乗してアシュラマンのマスクを狩ったヘル・ミッショネルズに激高し、襲い掛かるも、ネプチューンマンの返り討ちに遭って死亡します。 その後は超人墓場で労働にも従事せず、プカプカと浮遊生活を送っていましたが、キン肉星で王位争奪戦が勃発すると、思わぬ形で再登場するのです」(同前) (後編に続く) 取材・文/落花豆男 集英社オンライン編集部ニュース班
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