「高望み女性」と「専業主婦志望」どちらが男性にとって絶望的か…30代年収800万円の男性の本音
声をかけてきた大半は低年収の女性だった
隼人さんは手始めにマッチングアプリを試してみたところ、比較的ハイスペックと言える彼のもとに、早くも多くの女性から連絡が入ったといいます。 連絡自体は素直に嬉しかったそうですが、冷静に連絡をくれた女性のプロフィールを一人ずつ確認して、彼は言いようのない不快感を覚えたとのことでした。 連絡をくれた女性の半数以上は正社員ですらなく、正社員でも年収300万円~400万円程度の方ばかりだったといいます。 彼は彼なりに周囲の既婚者を見て、「どうせ結婚するなら、パートナーと思える素敵な女性と共働きして支え合いたい」と考えていたのです。 彼はモテない男性ではなく、むしろ大手企業に入社して相応に出世もしており、婚活すれば十分に周囲と同じく、才色兼備の女性と結婚できるはずという自負がありました。にも関わらず、容姿はともかく、社会全体で見れば平均年収にも満たない女性からばかり声がかかったと感じ、そういった女性に自分が釣り合うと思われたことにショックを受けたそうです。 とはいえ婚活を始めたばかりの隼人さんは、「後輩のように今から仕事を頑張る女性もアリかな」と考え、ひとまず場慣れの意味も兼ねてデートしてみることにしました。 そうして彼は、正社員として働く女性の中から、なるべく若くて美人な女性を選んでデートを重ねたのですが、彼はさらなる不快感を覚えることになってしまったのです。
容姿さえ磨けばいいわけではない
ニッセイ基礎研究所の2023年「パワーカップル世帯の動向レポート」によると、最近では「高年収同士、低年収同士」の結婚が目立っています。 つまり高年収の男性ほど、同じく高年収の女性を結婚相手として選ぶ傾向にあり、その逆もしかりということです。 実際に最近の筆者への相談者は、夫婦そろって年収500万円、800万円などということもよくあります。 婚活女性の中には、「容姿さえ磨けばハイスぺ男性と結婚できる」と考える方が少なくありません。 容姿は良いに越したことがないのは確かですし、恋愛なら、それだけで交際に繋がることもよくあります。しかし結婚の場合は上記の通り、ハイスぺ男性ほど経済力を重視していることは明らかです。これは、ハイスぺ男性に限らず、男性全般にも同じことが言えます。 仮に年収1000万円の男性との結婚を望むなら、美貌よりもキャリアを磨いて、まずは同じく年収1000万円程度を稼げるようになったほうが効果的です。 高望み女性と対面した隼人さん。相手のどの部分に不快感を覚えたのでしょうか。 続きは後編『もう「専業主婦志望の女性」は見向きもされない…男女で「決定的に異なる」認識』でご確認ください。
山本 昌義(婚活FP【商標番号6652878】)