福袋「体験型」花盛り、200万円超も…中日OBの野球指導やJ1ホーム開幕戦ロイヤルシート
百貨店では年明けから初売りが始まる。働き方改革の一環で、松坂屋名古屋店(名古屋市中区)とジェイアール名古屋高島屋(同市中村区)は、営業開始日をこれまでの2日から3日にするため、注意が必要だ。初売りでは、近年、人気を集める「体験型」に各店が工夫を凝らしている。混乱を避けるため、事前にインターネットで受け付け、抽選で販売する福袋も多い。 【表】大手百貨店は体験型福袋に注力している
名古屋の松坂屋と高島屋、3日から営業
本館100周年を迎える松坂屋名古屋店は、歴史がテーマ。オーダーメイドで15分間の映像を制作し、購入者の歴史を振り返ることのできる体験型福袋(5点、202万5000円)を用意する。また、今年好評だったフィンランド製の樽形(たるがた)の「バレルサウナ」(3人、202万5000円)も登場する。いずれもインターネットで予約できる。
ジェイアール名古屋高島屋は、体験型として、プロ野球・中日ドラゴンズOBの荒木雅博さんによる野球レッスンを親子で受けられる福袋(4組、5万円)がある。また開店25周年にまつわる福袋として、伊勢志摩産アワビの姿煮を含む6点セット(10点、2万5000円)や松阪牛のすき焼き肉福袋(5点、2万5000円)もあり、店頭で購入できる。
地元企業と協力
名鉄百貨店本店(名古屋市中村区)は、2日から営業が始まる。ラーメン店「スガキヤ」を展開する地元企業のスガキコシステムズ(同市中区)と協力した福袋を販売する。同社の人気キャラクター「スーちゃん」とナナちゃんが共演するオリジナルグッズなどが入った福袋(70袋、7700円)は店頭で販売する。サッカーJ1・名古屋グランパスの来季ホーム開幕戦をロイヤルシートで楽しめ、スタジアムツアーやピッチサイド見学ができる福袋(1組、70万円)は、インターネットで2日から受け付ける。
名古屋三越(同区)も2日から始まる。同日午前9時から、名古屋市を拠点とするアイドルグループ「SKE48」のメンバー4人が着物姿で鏡開きを行って出迎える。注目はサントリーのウイスキー「響」が入ったスペシャルセット(15点、17万3000円)。会員限定で3日に抽選販売する。