岸田「安定飛行」を狂わせる「子ども予算」「LGBT」の横風
総理大臣官邸で行われたLGBTに関する関係者との会合(2月17日、首相官邸ウェブサイトより)
2023年度予算案が2月28日の衆院本会議で可決され、30日ルールにより年度内成立が確実になった。先月召集された通常国会は、4閣僚の更迭などで荒れた昨年から一転。スムーズな運営が続いており、岸田文雄首相は今後、自身が注力する少子化対策や、LGBT(性的少数者)理解増進法案などに取り組む考えだ。 しかし、それぞれ波乱要素は多く、下げ止まった内閣支持率に再び悪影響を与える可能性も指摘されている。 「この10年は、民主党政権によって失われた日本の誇り、自信、活力を取り戻すために皆で力を合わせ、大きくこの国を前進させた前進の10年でもあった。今こそ、安倍晋三元首相、そして菅義偉前首相が築いた前進の10年の成果の礎の上に、次の10年を作るため新たな一歩踏み出すときだ」
本文:3,218文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。