新外国人獲得は宝くじのようなリスクをともなう。巨人は他球団で実績ある外国人投手獲得を目指せ!【堀内恒夫の悪太郎の遺言状】
最も活躍が期待できるメルセデス手放した巨人に残る不可解な疑問
なぜ巨人はメルセデスを放出したのか。確実な戦力アップを図るには日本で実績のある外国人獲得が必要だ
2023年も、数多の新戦力が各チームに入団することが決まった。巨人にも、新外国人と国内の移籍選手、新人がユニフォームに袖を通すことになった。 外国人の場合は、現在メジャーが30球団に膨れ上がったために選手が不足して、なかなか良い人材が海を渡り、日本にまで来ることは難しくなったからね。 しかし、良い選手がいなくなったというわけではない。だから、できるだけ金の卵の原石を連れてくるという考え方に変えたほうが、成功する可能性は高いと思うんだけどね。 巨人も育成や三軍に若い外国人選手を連れてきている。だけど、1年や2年在籍させただけで、すぐに解雇だからね。これでは獲ってくるときに目のつけどころが悪かったのか、育て方が悪かったのか、賛否両論分かれるところだ。 だから、メジャー経験は少ないけれど、マイナーの3Aあたりでそこそこ活躍していた選手を獲ってこようという考え方になるんだけどね。でも、この考え方も危険なんだ。素材的に底が見えているから、大成したケースはほとんど皆無なんだよ。 22年オフには、俺が巨人の外国人選手の中で唯一、23年も残るだろうと予想していた昨季5勝7敗、防御率3.18のC.C.メルセデスを保留選手名簿から外して、ロッテに持っていかれてしまった。外国人投手の中では、メルセデスが最も実績があるし、23年は活躍できるだろうと、期待していたんだけどね。 要するに外国人選手を獲るんだったら、まず日本で実績を残した選手を優先して獲るべきだと、俺は思う。 かつては抑えの切り札だったルビー・デラロサと、チアゴ・ビエイラもオフに解雇してしまった。 いまの巨人に残っている外国人選手は・・・
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週刊ベースボール