日大再回答で関学大が会見(全文3)スポーツに忖度は絶対あってはならない
内田前監督が井上コーチに指示したと考えるか?
日本テレビ:監督にお伺いします。今回このように発言するのは主に井上コーチなんですけれども、やはり井上コーチがそういうふうに言っているっていうことは、一番トップである内田前監督が指示しているというふうにお考えでしょうか。 鳥内:なんにも言わなくて、井上コーチが勝手にそういうことをするのかなとは思いますから、どういう表現で話したか知りませんけど、何かがあったんじゃないかいうのは、とは思います。 日本テレビ:あと、ごめんなさい、僕アメフトまったく無知なので申し訳ないんですが、他大学でも、監督は関学で、つぶせとか壊せという表現は通常やっぱり飛び交う言葉なんでしょうか。 鳥内:私が現役のときにね、そういう話は、そういうことを言うてましたけど、今の時代にうちのチームでつぶせ、壊せいうのは、そういうことを言うなと言うてるんで、うちのチームではありません。 日本テレビ:監督は会見の中でクオーターバックをつぶせという表現を聞いたときに、これは一瞬にしてけがをさせろという意味で捉えますか。 鳥内:そうですね。QBをつぶせですね。昔の場合はやっぱりホイッスル鳴るまでに、ハードにタックルしなさいという意味やったんですけど、今回の場合は1プレー目というのがキーポイントでないかなと思うんです。1プレー目でつぶしてこいというのがやっぱり異常なことではないかと思います。 日本テレビ:1プレー目でつぶせという、この1プレー目という言葉があったからこそ、笛が鳴ってもあのプレーにつながっているというふうにお考えですか。 鳥内:私はそう思いますけどね。1プレー目ということでね。普通、タックルするのはいいんですけど、1プレー目でということで、ボール投げたのは見てたというコメントもあったんで、それでまだやるかということは何かやっぱり1プレー目にこだわってたんじゃないかなと思います。 日本テレビ:監督ご自身、日大の保護者なり、日大側の謝罪とかっていうのはどうでしょう、もう納得いっていらっしゃいますでしょうか、謝罪に関しては。 鳥内:日本大学の学生さんですか。 日本テレビ:学生もそうですけど、本人ら含め。 鳥内:彼の謝罪会見見れば、非常にもう、やったことは仕方がないんですけど、本当に気持ちが入って誠実に話したなと思います。 日本テレビ:いわゆる追い込まれた背景には日大アメフト部の体質というものがあるとは思うんですけども、当然今後そういったことは改善されていくべきだと思うんですが、今やはり日大のアメフト部の部員らが、ある意味被害を受けているといいますか、練習できていない状態にあります。同じそういった現役の部員を抱える監督として、日大の部員に練習あまりできてない状況があります。どの時点で練習を再開させてあげたいなというような、何か考えっていうのはありますでしょうか。 鳥内:私からはあれなんですけど、前の前の監督、篠竹監督から厳しいのは聞いておりましたけどね。それを引き継いでと。だけどそこからたくさんの卒業生が出ていってるわけですよね。その環境でやっぱり練習が、するのがいいのか悪いのかはたぶん判断できてる思うんでね。なんでOBがもっと声を出して問題を提起しなかったかなというのはあります。 日本テレビ:長くなってすみません。ありがとうございました。 【連載】日大再回答受け関学大が会見(全文4)へ続く