しずちゃんボクシング引退会見全文1 春から体調不良に
心と体がついていかなくなってしまった
司会:ありがとうございました。それでは、皆さま方の質問の時間を取りたいと考えております。よろしければ手を上げていただいて、聞いていただけたらなというふうに思います。どなたかよろしいでしょうか。はい。何か質問、はい、どうぞお願いします。 ──山崎さんにお伺いしたいんですけれども、今回、現役の引退を決意された理由を教えていただけませんでしょうか。 山崎:はい。一言で言うと、心と体がついていかなくなってしまったっていうのが理由なんですけども。去年の11月の世界選手権に出させていただきまして、すごい世界との壁を感じまして、ああ、ちょっと通用しないなって思ったんです。 で、前、ロンドンオリンピックをずっと目指してやっていたときは、ロンドンオリンピックに出るって自分の中で決めて、それを逆算してやってたんですけど、今回リオに、リオオリンピックに出るっていうことに対して、出るって決めれない、無理だっていうふうにそのときに感じてしまって、そんな出るって決める覚悟なく続けていっていいものかと。そこで1回迷いというか、出れないんじゃないかっていう気持ちがすごく大きくなってから、1回ちょっとやめるかっていうことの考えも出てきたんですけど、でも、やっぱりボクシングを続けていきたかったので、リオオリンピックを目指すという考えというより、1つ1つの試合を勝つっていう目標に変えようと思って、その辺りから考えを変えてやろうとしていました。 でも今年に入って、やっぱりリオの予選までもう1年ってなってきたときに、やっぱりリオ行きたいし、や るのであれば。何度かなんとかしてって思って、気持ちをこう、持ち上げようとしてやっていたのですが、だんだん今年の4月ぐらいからちょっと体調を崩し始めて、練習してもちょっとすごく吐き気が起こったり、過呼吸が起こったりっていうのが頻繁になって、あんまり練習にならないという日も多くなってきて。精神的に無理やりなんとかやろうとしてたのが、やっぱり体にも出てきちゃって、練習にならなくなったので1回ちょっと、それが長いこと続いたので、5カ月ぐらい続いたのでボクシングから離れようと思って、8月ぐらいからもう、1回離れたんです。 それでもし離れて、またやりたくなったら、人間はやりたいところに必ず戻ると思ったので、もしそのままやりたいと思わなければそのままやめようかなと思いまして、そこから離れて今に至るんですけども。やっぱり現役の選手でやるっていうことは本当に中途半端じゃできないことなので、今の自分にちょっとできないかなという判断をしました。それで、はい、引退しようと思いました。