コンゴ鉱山への架空の投資話で現金詐取容疑 男女4人を逮捕 警視庁
アフリカでの鉱山採掘事業をめぐり、うその投資話を持ちかけ、現金をだまし取ったとして、警視庁は27日、東京都港区の投資コンサル会社「ReetJapanHoldings」代表の李基道容疑者(39)=住居不詳=ら男女4人を詐欺容疑で逮捕し、発表した。同庁は、4人が全国の約230人から計約3億800万円をだまし取った疑いがあるとみて調べている。 生活経済課によると、逮捕容疑は、2020年10~21年3月ごろ、共謀し、兵庫県などの男女8人に、同社の関連会社「セブンスターズジャパンホールディングス」の未公開株を買えばコンゴ民主共和国の鉱山事業に投資できるといった虚偽の投資話を持ちかけ、計4200万円を詐取したというもの。認否は明らかにしていない。 同課は、4人が投資セミナーを開き、「月15%の配当が出る」などと説明して、出資を募っていたとみている。コンゴで実際に採掘事業を営む別会社の資料を盗用し、客に見せていたという。客の中には約1千万を投資した人もいた。 4人は、国に無登録で投資名目で現金を集めたとして、11月6日、同庁に金融商品取引法違反(無登録)容疑で逮捕されていた。(吉村駿)
朝日新聞社