ドイツ企業景気見通し、5カ月ぶりに悪化-景気回復期待に打撃
(ブルームバーグ): ドイツ企業の景気見通しが5カ月ぶりに悪化した。同国の緩やかな回復は向かい風にさらされている。
Ifo経済研究所が24日発表した6月の期待指数は89と、前月の90.3から低下した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想では90.7への上昇が見込まれていた。現状指数は前月から変わらず。
6月のドイツ Ifo 企業景況感指数概要(表)
Ifoのフュースト所長は発表資料で「ドイツ経済は停滞を乗り越えるのに苦戦している」と述べ、製造業におては「企業は数カ月先の見通しに対し、あらためてより懐疑的になっている。特に受注残の減少を懸念している。その一方で現状については幾らか満足していることが示された」と指摘した。
原題:German Business Expectations Fall in Setback to Recovery Hopes(抜粋)
--取材協力:Joel Rinneby、Kristian Siedenburg.
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Alexander Weber