【陸上】今井正人 現役ラストレースは持ち味の粘りと攻めの走りを!「これまでの経験すべてを出し切りたい」/日本選手権クロカン前日会見
第107回日本選手権クロスカントリー、第39回U20日本選手権クロスカントリー(2月25日/福岡・海の中道海浜公園)の前日会見が2月24日、福岡市内で行われた。 箱根駅伝“山の神” 今井正人が引退! 日本選手権クロカンでラストレース マラソンでも結果残す 2月21日に今大会をもって現役から退くことを発表した今井正人(トヨタ自動車九州)は、シニア男子10kmに出場。「自分の持ち味である粘りと攻めのレースを見せたい。これまでの経験すべてを出し切れるように頑張りたいと思っています」と意気込んだ。 引退の決断については「世界で戦うことや、日本の中でも勝負できる位置にいないということを痛感しました」と今井。ただ、「自分の中では引退という線引きはできていないですね。ランナーとしては生涯現役でいたいなという思いもあります」と素直に胸の内を明かし、「最近まで競技者を終える実感はなかったのですが、発表した後に少しずつ実感してきた感じ」とも語った。 昨年10月15日のパリ五輪マラソン代表選考レース、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)後は、状態が上がらずケガもあったという。それでも、年末からジョグを始め、「今できる最大限の練習はできていると思います」と話していた。 ラストレースを前に「思い切って楽しんで、終えたいです。まあ、緊張もすると思いますけども、この緊張もですね、競技者の間でしか感じることができない部分だと思うので、それを楽しみたいです」とリラックスした表情で話した今井。「高校生から本格的に陸上を始めて24年間。いろんな方に支えられました」とあらためて感謝の思いを口にし、「目標タイムはありませんが、120%を出せるように頑張りたい」と結んだ。
月陸編集部