ネオフェニックス、5期ぶり最終黒字
Bリーグ決算発表
バスケットボールBリーグが19日に発表した各クラブの決算概要で、昨季(2023~24年度)の「三遠ネオフェニックス」の決算は、当期純利益が6万円となり、5期ぶりの黒字だった。 営業収入は16億6353万円で前年度比1・77倍。スポンサー収入は同1・96倍の約11億6298万円で黒字化の大きな要因となっている。クラブによると、好成績なチーム事情などでスポンサーが10社増えて129社となり、優良企業も仲間入りした。一方で入場料収入は約1億6909万円でBリーグ平均の3億8900万円を大きく下回った。 22~23年度は、財務体質を整えたうえでチーム強化に着手。人件費の増加や入場料収入の伸び悩みなどもあり、当期純損益がB1で最も悪い7億5966万円の赤字に終わった。 一方、23~24年度は初の中地区優勝。3月の渋谷戦は、過去最多の4841人を記録し、1試合平均は4235人だった。 クラブによると、今季はチケット収入は6割増。佐々木隆成選手、吉井裕鷹選手らの日本代表選出もあり、グッズ売り上げが前年比倍増という。「今後は一般の入場者を増やしたい」としている。
東愛知新聞社