A・アーノルドの中盤起用は失敗? 英メディアはサウスゲイト監督をバッサリ! 「これは本職ではないポジションで起用されている選手と同じくらい、いやそれ以上に監督にも責任がある」
54分に交代
EUROグループステージ第2戦でデンマーク代表と対戦したイングランド代表の戦いは1-1のドローで終わり、勝ち点1を分け合う形となった。 [ハイライト]イングランドはデンマークに大苦戦 注目の一戦は1-1のドロー決着 結果的に引き分けとなったこの試合でいいパフォーマンスを見せたのはデンマークだ。イングランドゴールに迫るシーンも多々みられ、攻守に渡ってハードワークをしイングランドを苦しめた。 一方のイングランドは初戦のセルビア戦(1-0)同様に多くの課題が残る試合となった。メンバーを代えずにこの試合へ挑んだが、再び機能せず。タレント揃いの攻撃陣はまたしても影を潜めた。 そんななか、英『BBC』が注目したのは中盤だ。この試合もデクラン・ライスとトレント・アレクサンダー・アーノルドがコンビを組んだが、同メディアは「サウスゲイトにとって、アレクサンダー・アルノルドの実験は間違いなく終了した」と綴っており、今大会の注目の1つであったA・アーノルドの中盤起用は失敗に終わったと考えている。 「サウスゲイト監督は、大きな大会では実験の時間ではないことを悟り、リヴァプールの才能豊かなディフェンダーをセントラルミッドフィールダーに起用するという戦略は、イングランド代表のパフォーマンスが組織力とエネルギーを欠き、時に無秩序に近づいたことで、確実に終わりを迎えた」 「アレクサンダー・アーノルドは開幕戦でセルビアに先制して以来、サウスゲイト監督率いるイングランドを覆っている不調を隠すためのスケープゴート、言い換えれば隠れ蓑として利用されてはならない。これは本職ではないポジションで起用されている選手と同じくらい、いやそれ以上に監督にも責任がある」 開幕前はA・アーノルドの中盤起用の準備は整っていると語ったサウスゲイトだが、いざ開幕すると2戦連続で途中交代。デンマーク戦では54分と早い時間での交代を決断している。ライスにらしくないミスがみられることを考えても、中盤の組み合わせを変える必要はあるかもしれない。チャンスメイクという部分では持ち味である正確なキックで見せ場を作っていたA・アーノルドだが、サウスゲイトによる中盤起用は今の所失敗と言わざるを得ないか。
構成/ザ・ワールド編集部