北海道・知床半島先端に整備予定の携帯電話の基地局に関する有識者会議が開かれ、天然記念物のオジロワシへの影響などについて議論されました。 ２０２２年に発生した観光船の沈没事故をうけて国は、知床半島先端に携帯電話の基地局を整備する予定です。 基地局の電源確保のために、知床岬付近の国有地に太陽光パネルなどを設置する計画ですが、天然記念物のオジロワシなど自然環境への影響を指摘する声が相次ぎ、工事は中断しています。 札幌市内で開かれた有識者会議で委員から、地元自治体が基地局の整備に反対していることや、希少動物への影響などについて意見が出されました。 国は、会議での議論を踏まえて工事の再開を判断することにしています。