【みやこS】今度は外に出すはず!ロコポルティ〝反撃〟の戦術が見えた
[GⅢみやこS=2024年11月3日(日曜)3歳上、京都競馬場・ダート1800メートル] 3勝クラス→オープンと連勝して臨んだシリウスSで3番人気に支持されながらも5着に敗れたロコポルティ(牡6・西園正)。最後はジリジリと伸びたが前をとらえることができず、これが〝重賞の壁〟なのかとも感じられたが、前走後、陣営を取材した記者はこんな「取材メモ」を残している。 「『直線でスムーズならもっと際どかったかも』と陣営。次走はみやこS。他馬を気にするところがあり、内に入れると伸び切れないところが。その代わり外に出すといい脚を使えるとのこと」 確かに、2走前は直線に向いてから外に出すと、前を一気にとらえる豪快な勝利。だからこそ重賞初挑戦でも3番人気に支持されたのだが、では、そのシリウスSはどうだったかというと、陣営が「スムーズなら」と口にした通りだった。直線半ばで外に出そうとしたところで他馬にフタをされてしまい仕方なく内へ。結局そのまま最後まで外に出せなかったのだ。 この事実から〝逆襲のシナリオ〟が見えてくる。前走後、鞍上だって「外に出せていれば…」と感じていなかったわけはなく、同じ轍を踏まないようにするため、今回はしっかり外に出してくれるはず。内に入って「ジリジリ」になってしまった末脚が2走前のように鋭くなれば…狙い目だ。
東スポ競馬編集部