DeNA・大田泰示が引退会見 涙なく毅然 「新たなステージに向かっていくことを決断」「悔いとか後悔とかはない」
今季限りでの現役引退を表明したDeNA・大田泰示外野手(34)が18日、神奈川・横浜市の球団事務所で引退会見を行った。 【写真】涙なく毅然 すがすがしい表情で引退会見を行う大田 東海大相模から2008年度ドラフト1位で巨人に入団。「ゴジラ2世」と呼ばれ期待されながらも、16年オフに日本ハムにトレード移籍。21年オフに同球団を自由契約となり同年に、DeNAに入団した。貴重な右の強打者として活躍したが、今年3月のオープン戦で左太もも裏の肉離れで離脱。今季の1軍出場機会はなかった。 今秋に戦力外通告を受け現役続行の道を模索したが、他球団からのオファーはなく、16年間のプロ生活から退く決意を固めた。 チャコールグレーのスーツにブルーのネクタイ姿で現れた大田は「16年間のプロ野球生活を引退する決断をしましたのでご報告しにきました。16年間ありがとうございました」とあいさつ。 涙は見せず、毅然とした表情で「プロに入ってからいろんなことがありましたけど、ジャイアンツで8年やって、ファイターズに移籍して5年、ベイスターズで3年。まだまだ野球をやりたいという気持ちはありますけど、プロ野球選手としてやれる環境がなければプレーできないので、そこもしっかり受け止めて、いつかは来ることなので、また違う新たなステージに向かっていくことを決断した。今は悔いとか後悔とかはないです」と思いを語った。