夏場所の懸賞申し込みは前年比250本増2254本 新入幕の時疾風には“出来高”の追加発注も
日本相撲協会は11日、夏場所15日間の懸賞申込本数が2254本と発表した。昨年の2004を250本上回り、新規は12社。 力士指定では大関貴景勝の230本が最多で、琴ノ若改め大関琴桜の179本、前頭御嶽海の98本が続く。さらに大関豊昇龍、横綱照ノ富士、大関霧島、前頭翔猿と続き、新三役の小結大の里は、全体8番目の74本だった。 一風変わったところでは、新入幕の前頭時疾風が、富士防から15日間通しで1本ずつ懸かっているが“出来高”の要素も加味されているという点だ。相撲協会の担当者は「直接会った際に社長さんから『初日に勝ったら翌日も、それも勝ったら、さらに懸ける』と言われたらしく、追加で申し込みがありました」と明かした。 厳密にはシステム上、結果を受けて、すぐに翌日に追加で懸けることはできないが、15日間を通して、すでに追加発注ができる体制は整えられているという。“タニマチ”の心意気に応えて、先場所優勝の尊富士に続く、新入幕旋風を起こすことができるか注目される。