日米訓練、物資搬入に遅れ 台風影響、きょう以降作業
今月28日から来月7日まで九州・沖縄地方で行われる日米合同訓練「レゾリュート・ドラゴン24」(RD)を巡り、石垣・与那国両駐屯地への物資搬入など、一連の準備作業が遅れている可能性が出てきた。 24日に八重山地方に最接近した台風3号の影響で空港が使用できず、自衛隊は26日以降、航空機を使用して準備作業を急ぐ。 当初、防衛省は23日から自衛隊機を使用した物資の搬入を新石垣・与那国両空港で計画。18日に県に使用届けを出した。 ただ、台風3号が23日以降、八重山地域に接近したため、悪天候などを理由に使用をキャンセル。自衛隊機の離着陸が同日、翌24日になかったため、準備作業が遅れた。25日も両空港を使用しなかった。 新石垣空港では26、28日に大型輸送ヘリ「CH47」、与那国空港では26~30日に空自の大型輸送機「C2」を使用し、それぞれ物資搬入が行われる予定。与那国駐屯地には、同機で米軍の「TPS80レーダー」を島外から搬入し、訓練後に搬出すると見られる。 久部良漁港では26日以降、民間船舶を使用して物資・人員の輸送が行われる見通し。 与那国空港には、このほか空中給油機「KC130」や連絡機などが訓練期間中に離着陸する予定。