「拉致問題を忘れないでほしい」 拉致被害者市川修一さんの兄 健一さん鹿屋市の中学校で講演
鹿児島読売テレビ
北朝鮮による拉致被害者、市川修一さんの兄・健一さんが鹿屋市の中学校で講演を行い、「拉致問題を忘れないでほしい」と訴えました。 鹿屋市の第一鹿屋中学校で講演を行ったのは、拉致被害者、市川修一さんの兄・健一さんと妻の龍子さんです。修一さんと増元るみ子さんが北朝鮮に拉致されてから2024年で46年が経ちます。 (拉致被害者市川修一さんの兄・健一さん) 「この拉致問題に関心を持ち続けてください、私たちは一番恐れているのは風化すること。皆様方の友人知人、家族の皆さんにこの拉致の話をしていただき、私たち家族とともに世論を高めていただければ大変ありがたい」 拉致問題を知ることで「日常の生活に感謝していける人に成長してほしい」と述べました。 また、アメリカの大統領に再びトランプ氏がなることで拉致問題が進展することに期待を寄せました。 (拉致被害者市川修一さんの兄・健一さん) 「トランプさんとは2回面会して私たち家族の訴えを聞いてくださった。被害者が帰ってくるよう努力するとおっしゃってくださった。進展があるんじゃないかと期待はある」 いまだ膠着状態が続く拉致問題。一人一人の問題意識の高まりが求められます。