来年のアメリカ大統領選挙に向けて、27日、野党・共和党の候補者らによる2回目のテレビ討論会が行われました。支持率でトップを独走するトランプ前大統領は前回に続いて欠席し、単独で演説しました。 トランプ氏は27日、UAW＝全米自動車労働組合がストライキを続ける中西部ミシガン州で、労働者らを前に演説しました。前日にはバイデン大統領が同じミシガン州を訪問し、ストの現場で労働者らを激励しましたが、トランプ氏はバイデン氏を「何百万もの雇用を海外に移転させた」などと批判しました。 トランプ前大統領「ホワイトハウスからバイデンを追い出す。アメリカと労働者を第一に考え、長らく言ってきたように、とても特別なことをする」 一方、トランプ氏以外の共和党の主要な候補者は、保守系メディア・FOXビジネスが主催するテレビ討論で議論を交わしました。 ただ、共和党内で支持率2位のデサンティス・フロリダ州知事でもトランプ氏に40ポイント以上の大差をつけられていて、アメリカメディアからは「討論会は2位争いのようだ」などと冷めた見方も出ています。