申年の通天閣に現れた新名物「猿まわし劇場」が話題に
申年の通天閣に新たな名物「猿回し劇場」誕生
申年の通天閣に現れた新名物「猿まわし劇場」が話題に THEPAGE大阪 企画・撮影・編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪 音楽:「イーゼル芸術工房」
大阪のシンボル「通天閣」(大阪市浪速区)で、この夏休みで新たなパフォーマンスが話題を呼んでいる。それは、今年から地下の劇場で始まった「猿まわし劇場」だという。聞けば、関西各地の広場などでパフォーマンスを繰り広げるサルとお兄さん、お姉さんのコンビが通天閣の観光客らを楽しませ、それがSNSなどでもよく登場している。そういえば、今年は申年。2代目が60周年となった通天閣は、新たな名物誕生でさらに沸いているようだ。 【動画と拡大写真】通天閣の地下劇場で奮闘中の猿まわしコンビ「いちばん星」
過去にはユニバーサルシティ駅前でも芸を披露
この猿まわし劇場は、昨年末に行われた通天閣の名物行事のひとつ、干支の引き継ぎ式に神戸フルーツ・フラワーパークの「神戸モンキーズ劇場」(神戸市北区)をマネジメントする「二助企画」がかかわったことなどがきっかけで、始まったという。 この猿まわしは、大阪府内だと千里中央などで行われ、最近まではユニバーサル・スタジオ・ジャパン近くのユニバーサルシティ駅前でパフォーマンスをしていたため、それらを目にした人も多いかもしれない。 猿まわしの出演者はローテーションだが、取材当日に通天閣にいたコンビは「いちばん星」の永松悠さん・サルのゆうくん。まだ開催時間ではなかったが、急きょ舞台に立ってもらい、準備している段階で通天閣の観光客らが自然と集まっていた。 なるほど、この劇場そばには通天閣のチケット売り場や土産物店もある、だれでも入れるエリア。自然と訪れた人の目に入り、楽しそうなことがあれば集まりやすい。芸がはじまると、大阪府岸和田市出身の元気な永松さんと、福岡県の芸猿一家で育ったという、ゆうくんが繰り出す、大ジャンプや竹馬ハードル越えなどは、多くのギャラリーのハートをつかんでいった。
感動したおばちゃんらたっぷりと投げ銭
「通天閣でやれるということは、私は大阪出身なんで本当に楽しい」と永松さん。なんといっても、この猿回しを見て、その日来ていた観光客のお姉さんからおばちゃんまでが「あんたよかったわ」とたっぷり投げ銭をしている姿も、なんとなく人情味がある大阪らしい温かい光景だ。 猿回しは主に土・日を中心に行われているが、近い日程では29日・9月3日に行われる。詳しくは二助企画の公式サイトで。 地図URL:http://map.yahoo.co.jp/maps?lat=34.65251710000003&lon=135.50638240000004&z=17