令和ロマンが前人未到の2連覇達成!「M-1グランプリ2024」リポート
続く2組目は昨年1票差で準優勝に終わったヤーレンズ。高速の漫才コントで笑いを量産すると、またも審査員全員90点超えながら合計は825点と令和ロマンに及ばず。4年連続決勝進出の真空ジェシカは、川北の攻めたボケとガクの絶妙なツッコミをさらに進化させたネタで、「全部が強烈な右ストレート」(山内)、「見るたびにうまくなってる。技術がすごい」(博多華丸・大吉/博多大吉)と審査員からの賞賛が続き、849点を獲得。令和ロマンに1点差で迫った。
ここから笑神籤を引くのはパリ五輪卓球女子シングルスで銅メダルを獲得した早田ひな選手。4組目となったマユリカは同窓会をテーマにネタを披露するも、820点と残念ながらここで敗退。続くダイタクはラストイヤーにして初の決勝進出。双子というキャラクターをフルに生かしたネタで勝負をかけるも、こちらも820点で敗退となった。6組目は結成2年にして初の決勝進出を果たしたジョックロック。ゆうじろーのポップなボケとかつてない福本の叫びツッコミが会場に轟くも819点で敗退。
同じく決勝初進出のバッテリィズはアホキャラのエースが繰り出す意外な正論に会場中が爆笑の連続。「ボケが来るタイミングも角度も分からなくて全部不意打ちくらった」(NON STYLE・石田明)、「すべてが整ってて4分を一番うまく使っていた」(中川家・礼二)、「長らく途絶えていたアホ漫才を令和にうまくよみがえらせた」(大吉)と審査員からは絶賛の嵐。861点を獲得し、一気にトップに躍り出る。ヤーレンズはここで敗退となった。 続いて笑神籤を引くのは、パリ五輪体操男子団体金メダル・萱和磨選手。8組目は、初めて決勝進出を果たしたママタルトで、大鶴は190kgの巨体とは思えない身のこなしを見せ会場を沸かせたが、812点で敗退。バッテリィズが最終決戦進出決定。今年数々の賞レースで結果を残し、M-1でも決勝初進出を決めたエバースは9組目。複雑かつドラマチックな展開をすべて笑いに変えたネタに上戸は「映画を見ている感じでした」とビックリ。848点とトップに迫るも4位で敗退、令和ロマンが最終決戦へとコマを進めた。