【MLB】オリオールズ・ヘンダーソンがHRダービー出場を表明 球数を制限する新ルール導入も発表
今年のホームラン・ダービーの最初の出場者が決定した。日本時間7月1日、ガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)は本拠地オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズで行われている「サンデーナイト・ベースボール」のレンジャーズ戦で試合中にマイクを装着して放送席のインタビューに応じ、そのなかでホームラン・ダービー出場を表明した。ホームラン・ダービーに出場するのは8選手だが、正式に出場を表明したのはヘンダーソンが初めて。決戦の舞台となるグローブライフ・フィールドを本拠地とするレンジャーズとの試合中に出場を表明した形となった。 ヘンダーソンは「こういう競争に出場するのは初めてだから、もちろん優勝を狙いたい」とコメント。今季はここまで26本塁打を放っており、これはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)に次ぐメジャー2位タイの数字。昨季は打率.255、28本塁打、82打点、OPS.814をマークして新人王に選ばれたが、昨季を大幅に上回る成績を残すのは間違いなさそうだ。オールスター・ゲームのファン投票では、ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)を抑えてア・リーグ遊撃手部門1位で「フェイズ1」を突破しており、初のオールスター・ゲーム選出もほぼ確実だろう。 なお、今年のホームラン・ダービーは例年とは異なるフォーマットで開催される。8選手が出場することに変わりはないが、1回戦は全8選手が同じ持ち時間で本数を競う。上位4名が準決勝に進出し、準決勝からトーナメント形式となる。準決勝のシード順は1回戦の本塁打数によって決定され、同数の場合は1回戦の最長飛距離によって順位が決められる。 1回戦と準決勝は制限時間3分(タイムアウト1回)だが、球数も40球と決められた。それとは別に3つの「ボーナスアウト」が用意されており、本塁打以外をすべてアウトとカウントして、3アウトになるまでスイングを続けることができる。ボーナス期間中に飛距離425フィート(約130メートル)以上の本塁打を放つと、4つ目の「ボーナスアウト」が追加されるルールとなっている。決勝のみ制限時間2分、球数は27球で、ボーナスのルールは1回戦・準決勝と同様だ。