【中学生殺傷事件】北九州市でも終業式 福岡市南区では5000人で児童見守り
テレQ(TVQ九州放送)
北九州市のファストフード店で中学3年生の男女が殺傷された事件。亡くなった中島咲彩さんと12月20日に退院した男子生徒が通っていた中学校で、12月23日、2学期の終業式が行われました。また近くの小学校では子どもの登校に付き添う親の姿も見られました。 小学生の母親 「犯人が捕まったので安心して冬休みを迎えられる。ほっとした」 男子生徒に対する殺人未遂の疑いで逮捕された平原政徳容疑者は、逮捕の少なくとも2日前から外出していなかったことが捜査関係者の話で分かりました。12月14日の事件発生直後、現場近くの防犯カメラには平原容疑者のものとみられる車が写っていて、平原容疑者の自宅の方向に向かっています。 これらの防犯カメラの映像などをもとに、平原容疑者を特定した警察は12月17日に監視を開始。捜査関係者によりますと、監視を始めた時点で平原容疑者は自宅にいて、敷地の外に出ることはなかったといいます。人目を避けていた可能性があります。平原容疑者と被害者に接点はなかったとみられていて、動機の解明が焦点となっています。一方、福岡市内では 記者 「こちら福岡市南区の小学校前では警察や保護者が子どもたちの登校を見守っています」 福岡市南区で実施された「こども達を守ろう5000人大作戦」。警察や地域のボランティア団体など約5000人が南区内の25の小学校に通う児童の登校を見守りました。この取り組みは福岡市南区老司で2003年、当時小学5年生の男子児童が登校中に見知らぬ男から火を付けられやけどを負った事件が発生したことを受け始まったもので、終業式の日などに合わせて毎年実施されています。 福岡県警南警察署 萩尾剛さん 「周りの大人が子どもの安全を見守ることで子どもの安全を守っていける」 子どもが事件や事故に巻き込まれることを防ぐため警察は冬休み期間中の早めの帰宅などを呼び掛けています。
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