ミシュラン獲得料理人が手がける“和食の新境地” 定番メニューのない会員制料理店が掲げる「御和食」の世界
ミシュランも獲得、和食のエンタティナー目指す!
この道に入ったのは25歳のとき。料理人としては遅すぎるスタートである。そのため、専門学校などには行かず、現場で覚えることにした。京都の料亭などで修行を積み、32歳で料理長に。他店ではあるが、32歳でミシュランも獲得。2019年からフリーランス料理人として活躍し、2022年4月、東京・南青山で店を出した。 「25歳までは違う業界にいましたが、生涯をかけてやれる職業と考えていった結果、この仕事に辿り着きました。父も料理人で、気がつけば、僕も同じ道を目指していたわけです」 様々な店で修行してきた三浦さんは「プロならおいしいのは当たり前。お客様を楽しませるのも料理人の仕事」と言い切り、お客様にも調理風景を楽しんでもらいたいとライブキッチンにし、お客様の熱い視線を浴びながら春慶塗の粋なつくりのカウンター前ですべての調理を行っている。 「私の舞台はカウンターであり、ここで始まる料理の一幕一幕は、お客様が座られてから始まります。事前の料理はご来店いただくまでの下準備に留め、お客様の目の前で食材が生まれ変わる瞬間をご覧いただけるようになっています」
季節の味覚とパフォーマンスが堪能できるランチ&ディナー
カウンター席に座れば、料理人の熟練の技を間近で楽しむことができると評判だ。五感を通じて御和食の世界観を感じてもらえるように、季節ごとに変わる新鮮な素材を使った料理を提供している。 「おいしいの前に楽しいと思ってもらえるのが一番。みうらでしか味わえない料理をお客様が笑顔で楽しんでいただけると私自身、うれしくなります」 デザート類も見逃せない。少し意外だが、イチゴパフェが出たり、スイカ入りのメロンソーダーが出されたり。「みうらワールド」には最初から最後まで驚かされぱなし。昼も夜も予約で埋まっているのも納得だ。 ◇「御和食みうら」 東京都港区南青山3丁目2-3 カトレアビル3F 営業時間:ランチ11:30~、ディナー19:00 ~(一斉スタート) ※完全予約制 定休日:日曜日 (毎週) 席数カウンター8席、個室1(6席)
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