遅刻理由を英語で質問するとき「Why are you late?」は失礼なワケ
2つめの「丁寧」とは、相手を気遣って話すことです。 ビジネスの場では相手の立場に立って考えることが必要不可欠です。 コミュニケーションを円滑にし、よい人間関係を構築するために、相手に対する気遣いを意識した話し方を常に心がけることが大切です。 たとえば、外国人の同僚がミーティングに遅れてきた場面を想像してみてください。 あなたならどのように声を掛けますか。 Why are you late? (なぜ遅れたのですか)
Is everything OK? (何かありましたか) 日本語でも、遅れた理由を聞きたいのが本心だったとしても 「なぜ遅れたの?」と直接的には聞かないでしょう。 これは言語が英語に代わっても同じことです。 「電車が遅れた。エレベーターが止まってしまった」など、相手に非がない予期せぬアクシデントに見舞われた可能性もあります。 そのため、理由を問いただすのではなく、Is everything OK? (何かありましたか)と、 相手の状況を考慮したうえで言葉を投げかけることが大切なのです。
これが「丁寧」で「相手を気遣う」ということであり、 思いやりのある話し方です。 ■結果を出すことを意識して「効果的」な英語を使う 3つめの「効果的」とは「結果を出す」ことを意識して話すことです。 グローバルで活躍する人たちは、常に「結果を出す」ことに意識を向けています。 ここで言う結果とは、「営業成績を上げる」「顧客を増やす」といった中長期的な成果ではなく、日常的なビジネスのシーンに応じて、次の展開につながる何らかのきっかけやチャンスに結びつけることを意味しています。
初対面の人から、勤め先を聞かれたときの会話を例に挙げてみましょう。 Where do you work? (どちらにお勤めですか) I work for Bizmates.(ビズメイツに勤めています) これは、決して間違いではありませんが、せっかく相手が興味を持って聞いてくれているのですから、会社名を伝えるだけで終わらせてしまうのはもったいない。 結果を出すことを意識している人であれば、次のように答えます。