【本物】キャメルトロフィーのランドローバー「ディフェンダー90」を1年前に入手!「レース当時の姿を再現するのがライフワークです」
当時のスタイルを研究し再現&保存するのがライフワーク
入手した際はほとんどの部分が当時のままだったが、さすがに年月が経過していることもあって、ルーフキャリアが腐食していたり、一部当時のディテールが損なわれている箇所があった。そこで張さんは当時の資料や写真を徹底して集め、ディテールを修正していった。例えばルーフキャリアはワンオフで製作されていたが、強度優先で水抜きの穴がなかった。腐食していたのはこれが原因だったのだ。そこで腐食のひどい脚の部分は同形状で新たに作り直している。またキャリア前端とボンネット前端がワイヤーで接続されているが、これも失われていたため、再現したそうだ。 こうして入手してから1年間かけて各部の修理やディテールの再現を行いようやく昨年、現在の姿になった。張さんは今後もレースに出ていた状態をより研究し、当時の再現を進めたいそうだ。
勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)
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