BMW「M5」をブッちぎるって本当かよ!? ヒョンデのスーパーセダン「アイオニック 6N」、650馬力の爆発力
ヒョンデは現在、EVサルーン「アイオニック 6」の最強バージョンとなる、「アイオニック 6N」を開発中だが、量産型プロトタイプがニュルブルクリンクに姿を見せた。5NもBMWもそっちのけにするモンスター 【他の写真を見る】シルエットはセダンでも、その性能は・・・ニュル高速テスト中のアイオニック6N 同ブランドでは、すでに「i30N」、「i20N」、「エラントラN 」を設定、2023年11月の「ロサンゼルスモーターショー」では「アイオニック5N」を初披露、日本導入も予定されている。 ニュルで高速テストをするプロトタイプは、ヘッドライトが分割された照明ユニットに置き換えられることがわかっており、スリムなメインビームの上に、シームレスなホライゾンランプが配置される。さらに下には、垂直のエアカーテンと目立つ中央の吸気口を備えたスポーティなフロントバンパーがある。 足回りでは、より広いトラックに合うように改造されたホイールアーチを装備。20インチホイールを埋め尽くす、フロントローターを備えた強力なブレーキパッケージが見てとれるほか、後部には固定式リアウィングなどが確認できる。またチラリと見えた内部には、アップデートされたワイドスクリーンが搭載されているように見える。 通常のアイオニック6は、デュアルモーター全輪駆動システムにより、最高320馬力を発揮するが、Nバージョンはいずれもその2倍以上のパワーを発揮する。5Nでは最高出力600psを発揮し、ブーストモードでは、最大641psまで向上、0-96km/h加速は3.3秒となっているが、6Nでは、同等以上の数値が期待できると言い、BMW M5新型を凌駕するスペックとなるだろう。 また、運転の楽しさを高めるために設計された、N開発のソフトウェア機能の恩恵を受ける可能性もある。5Nの場合、ギアシフトの感覚をシミュレートする 「N e-shift」(実際にはシングルスピードトランスミッションを使用)、ガソリン エンジンの音をシミュレートするものを含む複数のサウンドオプションを備え「N Active Sound+」、パワートレインに負のトルクを適用し、前輪に重量をかけてハンドリングを向上させる「N Pedal」などがある。 市販型では、アイオニック5Nと同じ「e-GMP」プラットフォームを採用。8速デュアルクラッチトランスミッションと組み合わされる。 「N」シリーズ2番目のフルエレクトリックモデルとなるアイオニック6Nのワールドプレミアは、2025年内と予想され、5Nに続いての日本導入も期待される。
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