世界で需要拡大が期待される「AI」と「原子力発電」にフォーカスしたETF、7月25日に東証にそろって上場
――パフォーマンスに特徴はありますか?
長谷川 エネルギー関連産業であるため、景気が良い方が関連銘柄への評価は高まりやすいという側面はありますが、それよりも、ウラン価格の動向に連動しやすいという傾向が強いです。ウラン価格はウクライナやイスラエルでの紛争などといった地政学的リスクの高まりなどを受けて、価格上昇トレンドにはいっているようです。今後も世界的な原子力発電所の新設計画などによってウラン需要の拡大を背景として価格の上昇が見込まれます。
国内でウランに手軽に投資できる手段がないので、ウランの採掘企業から、原子力関連部品の製造を行う企業まで幅広く投資する当ETFにはユニークな価値があると思います。
――組み合わせ投資などで相性の良いETF等は?
長谷川 先に紹介した「グローバルX AI&ビッグデータ ETF <223A> 」が着目するAI産業は、莫大な電力を消費する産業としても知られます。AI産業が発展するほどに電力需要が増大し、原子力発電のニーズも拡大するという関係にあります。社会的なニーズを適えるという点では、AIも原子力発電も、それぞれに今の社会的ニーズに合致していますので、中長期的に力強い成長が期待できると思います。「グローバルX AI&ビッグデータ ETF <223A> 」と「グローバルX ウラニウムビジネス ETF <224A> 」がコア投資に組み合わせるサテライト資産として投資家の投資の一助となれば幸いです。(図版は、グローバルXジャパンから提供を受けたETFのイメージ)
ウエルスアドバイザー