「チーム浮上のキーマンはこの選手!」元中日監督・谷繁元信が赤裸々に語る
7月20日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』では、元中日ドラゴンズの監督、現役時代はキャッチャーだった谷繁元信さんに、CBCの若狭敬一アナウンサーがインタビューしました。8年前の2016年、最下位となった責任からシーズン中に監督を退くこととなった谷繫さんに、チーム浮上のキーマンを尋ねます。 「無我夢中で打ちました」中田翔、待望の本拠地での一発!!綺麗な放物線を描いた!!【7月21日 公式戦 中日vs巨人】
これでいいのか?
今シーズンが始まった頃、中日ドラゴンズは8年ぶりの単独首位に立ち、ファンはウキウキでした。 その8年前となる2016年5月10日、中日は単独首位となりましたが、その後あっという間に最下位に転落し、谷繁さんは監督から外され、以来8年も首位から遠ざかったのです。 今年の春先に若狭が電話取材した時「今年はそんなことないですよねえ」と尋ねると、「今年は選手層が厚いので、大丈夫だ」と谷繁さん。 しかし7月16日現在、中日ドラゴンズは87試合で37勝44敗、6つの引き分け、借金7。いっときまさかの最下位にまで沈みましたが、現在は5位です。
8年前と今
8年前。初めてチームが借金7になったのはいつかだったのかを調べた若狭。2016年7月18日、88試合を消化し。39勝46敗、3つの引き分け、借金7。この時はセ・リーグ4位でした。 若狭「見事に、ほぼ同じ日にち、ほぼ同じ試合数で借金7になっているんです。8年前の悪夢の最下位、借金だらけで監督クビという年と、現時点でほぼ同じということです」 さらに若狭は、8年前に何が起こったのかを調べました。 8月7日には104試合を消化して43勝58敗、3つの引き分け、借金15で最下位になりました。借金7から借金15に膨らむまでたったの16試合。この16試合でピッチャーが崩壊していました。 そして8月9日、谷繫さんは監督を解任されています。
ピッチャーは大丈夫
改めて若狭は谷繁さんに電話取材しました。 8年前とそっくりな中日の状況について尋ねます。 「8年前は大変でしたね」と若狭が言うと、「そうだったねえ(笑)」と答えたそうです。 現在の中日を明るく冷静に、プロの目線で分析する谷繁さん。 ピッチャー陣は、8回を投げる投手もいるし、9回にはマルティネスがいるので、8年前のような問題はないそうです。 谷繁「俺もそうだったんだけれども、負けが続く時は試合中の勝負勘が鈍ってるんだよ」 点を取りたいがために動くと裏目に出る。動かずに我慢すると裏目に出る。結局どっちつかずの采配が続いてしまうんだとか。 スタメン変更、ポジション変更。一軍二軍の入れ替え全てがうまく噛み合っていない状況に陥っているのが今の中日だそうです。