JR松山駅「バスタ」建設めぐり 野志市長が事業の採算性について国や県などと議論する考え
愛媛県松山市がJR松山駅周辺に建設を目指している交通拠点「バスタ」について、野志市長は事業の採算性について国や県、バス事業者らと議論する考えを示しました。 集約型の交通ターミナル「バスタ」は、松山市がJR松山駅周辺での建設を目指していて、市は去年、国土交通省や県とともに整備方針をまとめています。 バスとタクシー、路面電車のほか、将来的には四国新幹線も含めた乗り継ぎの利便性向上を図るとともに、災害時の帰宅困難者受け入れや支援物資の備蓄など、防災拠点としての役割を持たせるとしています。 しかし、事業費を一部負担する可能性がある愛媛県の中村知事は、採算性やビジョンが不透明などと懸念を示しています。 きょうの会見で野志市長は、先週中村知事に面会し、バスタ計画の実現に力添えを求めたとした上で、今後の事業計画づくりについて述べました。 野志市長: 「国や県、また交通事業者や学識経験者のご意見をいただきながら、具体的に規模や機能、周辺の交通などを話してまいります。その中で採算性についても議論をしていきたいというふうに考えております」 野志市長は、今後できるだけ早く国や県、バス事業者らと協議を進めながら事業計画を策定し、国に提出したいとしています。