第93回選抜高校野球 県岐阜商、志胸に 決定後、練習初公開 /岐阜
<センバツ高校野球> 春のセンバツに2年連続30回目の選出を決めた県岐阜商(岐阜市則武新屋敷)は2日夕、出場決定後初めて、練習を公開した。選手たちは「センバツで日本一」との目標を胸に練習に励んだ。 午後4時から、まず2チームに分かれての実戦練習に入った。打者が何塁にいるかや、アウトのカウント数を変えながら、実際の試合の場面を想定して行った。公式戦がない冬季に実戦感覚を忘れないことが目的。鍛治舎巧監督(69)は練習中、野手に「ランナーを見ろ」と、走者の動きにも注意するように指示していた。 その後も選手たちは200球を打ち込む打撃練習に励み、鍛治舎監督は「いいスイングだ」「力むなよ」と声をかけた。 高木翔斗主将(2年)は「目標が明確になり、みんな必死に取り組んでいる」と話していた。野崎慎裕投手は下半身強化のため、スクワットなどのトレーニングに励んでいた。【熊谷佐和子】