アディダスがF1に進出。プーマに代わり、メルセデスの公式パートナーに就任、チームウェアを提供
メルセデスF1チームは、1月7日、ドイツに拠点を置くスポーツウェアメーカーであるアディダスと、公式チームパートナーとしての複数年にわたる契約を結んだことを発表した。2025年以降、アディダスはメルセデスとの協力のもとで、ドライバー、メカニック、エンジニアを含むチーム全体および一般発売向けのアパレル、フットウェア、アクセサリーを制作する。 【写真】アディダスとメルセデスF1チームのロゴ F1チームとの提携という同社史上における重要な瞬間を迎えたアディダスのCEOビョルン・グルデンは、「モータースポーツの世界に戻ってくることができてとてもうれしく思う」とコメントした。 「モータースポーツ全般、特にF1への関心は大きく高まっており、新しい消費者を増やし、スポーツやストリートカルチャーに大きな影響を与えている。史上最も成功したチームのひとつであるメルセデスAMGペトロナスF1チームの公式チームパートナーとして、スリーストライプス(注:アディダスのブランドを象徴する3本線のデザイン)をF1に導入できることを非常に誇りに思う」 「我々は、スピード、イノベーション、パフォーマンスへの情熱を共有している。ドライバーとチームがトラック上で限界を押し広げるためのサポートをし、トラック外では、エキサイティングなライフスタイル製品を導入し、新しい世代のファンを開拓することで、F1に新たな視点をもたらす。メルセデスAMGペトロナスF1をサポートし、共に勝利することを楽しみにしている」 メルセデスチームの共同オーナー、CEO、チーム代表を務めるトト・ウォルフは、「アディダスとの提携は、チームとして新たな章を書き始めるにあたっての明確な意志表明である」と語った。 「アディダスは象徴的なブランドであり、最高のパフォーマンスだけでなく、スタイルと洗練性にも注力する姿勢を我々と共有している。今回の発表は、我々のスポーツにおけるチームウェアとファンウェアの意味を再定義する画期的なコラボレーションを表しているといえるだろう。我々は、この新境地を切り開き、アディダスと協力し、世界選手権を目指して団結して戦えることを、大変うれしく思っている」 メルセデスは長年提携してきたプーマに代わり、アディダスと契約したことになる。ルイス・ハミルトンを通してチームをサポートしてきたファッションブランドのトミー・フィルフィガーは、2025年にはF1アカデミーに加えてフォーミュラワン・マネジメントとも提携、幹部にユニフォームを提供することが決まっている。 [オートスポーツweb 2025年01月08日]