作家・金原ひとみ氏、離婚を告白「すごい目の前がパーッと開けて…4Kの世界に来たような」
『蛇にピアス』などの小説で知られる作家の金原ひとみ氏(41)が、9日放送のNHK総合『あさイチ』(前8:15)にVTRで出演。離婚したことを明かした。 【写真】『蛇にピアス』完成報告会見(当時2008年)の金原ひとみ氏 この日は「老いの始まり」がテーマ。ナレーションで「41歳になった今、少しずつ老いの始まりを感じるようになってきたといいます」と紹介され、金原氏が登場。20代の頃は「何にでもかみつく人だった」などと振り返った。 続けて「30代くらいから少し、他者を頼ったり受け入れたりすることができるようになってきた」と語り、さらにこの10年で「誰とでも仲良くできるみたいな気持ちになってきた」と語った。 続けて、45歳にして“何もない人生”を描いた自身の最新作『ナチュラルボーンチキン』(河出書房新社)について触れつつ、40代になると「自分で自分の可能性を見限っちゃってるところがあって…」「人生の転換期でもあるなと思っている」などとしみじみ。 そして「あ、でも私、最近離婚したんですよ」と突然に告白。「そしたらすごい目の前がパーッと開けて、視界がクリアみたいな…4Kの世界に来たような」と明るい様子でトーク。「40、50代って、やるんだったら今しかないっていう時期でもあるのかなって。老いは成長。生まれてから死ぬまで一直線と考えれば、生産とか合理性みたいなものにとらわれ過ぎている気がして。何も生み出さないで、ただぼんやりと生きて死んでいくのでもいいと思うし、下降していくことではないと思うんですよね」とし、「とにかく前に進み続けているということ。死ぬ以外のことはすべて成長の一部なんじゃないかなと思います」と前向きなコメントを寄せた。