「感情ないの?と言われることも」女優としても絶賛される生見愛瑠の意外すぎる“素顔”
「情緒が一定すぎて怖い」とよく言われます(笑)
――ちなみに、生見さん自身はご自身の個性について、どう感じていますか? 仲の良い友達からは、「情緒が一定すぎて本当に怖い」と、よく言われます(笑)。常に安定していると言えば聞こえはいいかもしれないんですけど、気持ちが上がりも下がりもしないんです。「感情ないの?」、「まじで人間じゃない」とか言われることも……(苦笑)。友達に悩みを相談されたときも、どこか「なんでそんなことを悩んでいるんだろう?」と思っちゃう自分がいるんですよね。 ――ご自身では、どうしてそのように思うと分析されますか? 悩んでいる時間が無駄だなと思うからですかね……。「終わったことはいいや」と思っちゃいますし、たとえ「来るのが怖い」と思う出来事や予定があっても「どうせ3時間くらいで終わるから」と受け止めているんです。うちの家族も同じ感じで、特にお父さんに似ているんです。 ――お父さんの個性を受け継いでいらっしゃると。 はい、受け継いじゃいました(笑)。
「愛瑠は絶対に自分のことを話さないから」と……
――ではご自身の悩みを友人に相談することも、まったくないですか? 絶対しません。そもそも友達に、自分のことを話すっていうのがまずなくて(笑)。友達つながりで、はじめましての子も交えてごはんに行く時なんかは、「愛瑠は絶対に自分のことを話さないから、聞かないほうがいいよ」と友達が事前にアナウンスしてくれているっぽいんです。 だから、最近何のお仕事をしているとか、映画も公開が先だから、『ヒロアカ』の映画を録っているとかもまったく知らないですし。みんな情報をインスタで知って、「え! 今これやってんの!?」みたいなリアクションがきます。連絡先とかもLINEは知っていても、電話番号も、家の場所も知らないんじゃないかな……(笑)。 ――「私のことを知ってほしい、話したい」という感情はないんですね!? 全然ないです。話さないほうが、居心地がいいと思っちゃう。 ――芸能の仕事は、そもそも自分のことをいろいろな人に知ってほしい、売れたい、という感情が元にあるのかと思っていたんですが、そこはまた違いますか? 確かに。何なんですかね……自分のことを存在としては知ってほしいんですけど、内面まで知ってほしいとはあまり思わないかもしれないです。もうめっちゃ普通の人間だから、恥ずかしいんです。掘っても面白くないと思うので……。今日もこんなに内面のことを聞かれるなんて、思っていなかったです(笑)。 ――ありがとうございます、後篇でもっと聞かせてください! 最後に、CREA読者に向けて『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』の注目ポイント・見どころもぜひお願いします。 アンナも含め、なんですけど、劇場版ならではのオリジナルキャラクターが出てくるので、ワクワク楽しめると思います。この作品には、恐怖感のあるシーンも結構あるんですよね。最初のシーンから、怖すぎる始まりじゃなかったですか!? そういった意味でも大人向けですし、感動はもちろんありながら、すごくドキドキできるとも思うので、夏休みにぴったりの映画だと思います。 生見愛瑠(ぬくみ・める) 2002年3月6日生まれ、愛知県出身。ティーン誌を経て、2021年より『CanCam』(小学館刊)専属モデル。女優としても活動し、映画初出演で初ヒロインを務めた『モエカレはオレンジ色』(2022年)で日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。過去の出演作に、ドラマ『セクシー田中さん』、『くるり~誰が私と恋をした? ~』など。 衣装クレジット ジャケット 16,500円/ココディール(03-4578-3421)、ワンピース 29,700円/カーサフライン(カーサフライン表参道本店 03-6447-5758)、イヤリング 18,700円、ブレス 9,900円、リング 11,000円/アクセサリー全てジュエッテ 0120-10-6616、サンダル 12,500円/チャールズ&キース(チャールズ&キース ジャパン ) 劇場版『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』 2024年8月2日(金)全国ロードショー 超常能力“個性”を持つ人間が当たり前になった世界で、“平和の象徴”と呼ばれたかつての No.1 ヒーロー・オールマイト。 オールマイトが No.1 ヒーローの座を退いた後も、彼のヒーローの意志は、出久たち雄英高校ヒーロー科に受け継がれた。出久たちが雄英 2 年目の春に勃発した、ヒーローvs 敵<ヴィラン>の全面戦争。出久は恐るべき力を手に入れた死柄木弔と対峙、激しくぶつかり合う。ヒーローと敵<ヴィラン>の双方が大きなダメージを受け、死柄木の撤退により戦いは一旦の終結を見るが、再び相まみえる決戦の時は刻一刻と近づいていた。そんな全面戦争の影響で荒廃した社会に突如、謎の巨大要塞が現れ、次々と街や人を飲み込んでいく。そして出久たちの前に、“平和の象徴”を思わせる男が立ちはだかり……。 ■原作・総監修・キャラクター原案:堀越耕平(集英社「週刊少年ジャンプ」連載) ■監 督:岡村天斎 ■脚 本:黒田洋介 ■声の出演:山下大輝(緑谷出久 役)、岡本信彦(爆豪勝己 役)、梶裕貴(轟焦凍 役)、佐倉綾音(麗日お茶子 役)、石川界人(飯田天哉 役)、稲田徹(エンデヴァー役)、中村悠一(ホークス役)、宮野真守(ジュリオ・ガンディーニ)、生見愛瑠(アンナ・シェルビーノ)、三宅健太(オールマイト/ダークマイト 役) ほか
赤山恭子