「大学は何も知らなかった」はおかしい…!日大陸上部<不正徴収問題>、被害者の現役学生が抱く「強烈な違和感」
納得できる説明をしてほしい
――授業料などが免除されている陸上部の学生から不正徴収した金銭の使途は? 「9月18日付け『重量挙部事案の対応及び悉皆調査のご報告とお詫び』において、『主として奨学生でない部員の授業料・施設設備資金等の本学への納付金の半額・全額ないし一部等に充てられており、幹部の私的使用は認められていません』と公表したとおりです」 ――返金のために大学側が立て替えた金銭は、陸上部の幹部に請求するのか。また立て替え金について、どのように会計処理するのか? 「関係した幹部については、さらに調査を継続して、背景等も踏まえて、厳正に責任追及を行います。立替金については、回収可能性の判断を含め、独立監査人と協議したうえで適正に会計処理する予定です」 ――不正徴収に関与した陸上部幹部の人数、また不正徴収に関与していた陸上部幹部への処分は? 「関与した幹部の範囲については、保護者からの聞き取りも含めて、調査を継続中です。関係した幹部については、さらに調査を継続して、背景等も踏まえて、厳正に責任追及を行います」 Bさんはこう訴える。 「私は覚悟をもって行動しています。大学はこれ以上裏切らないでほしい。きちんと調査して、納得できる説明をしてほしい」 Bさんの言葉通り、返金すればいいという問題ではないことは明らかだ。被害に遭った学生および保護者の切実な声は大学側に届くだろうか。 【さらに読む】「怒りを通り越して呆れました」…!スポーツ特待生「授業料不正徴収事件」、日大が「返還金」の送り先を間違えていた
現代ビジネス