築36年賃貸への住み替えで「片づかない家」を卒業。50代からの“持たない”ひとり暮らし術
●兼用できるものを選ぶ
ガラス用、換気扇用、床用…など、引っ越しの片づけで大量に出てきた家庭用洗剤。掃除がもともと得意ではないので、それをカバーしたいと購入したのですが、使いこなせずどれも残量がたっぷり。これらはウタマロのスプレータイプに統一しました。 調理器具は取っ手の取れるティファールの鍋、フライパンセット。この鍋で炊飯もしています。ボウルとしても使えますし、鍋で煮物を作って、蓋をしてそのまま冷蔵庫に保存容器として使用することもできます。 スツールは普段は観葉植物を飾っていますが、来客時には椅子として使います。 こんな感じで兼用できるものを活用するのも、ものがふえないことにひと役買っていると思います。
●“適正量”を意識し、キープする
わが家の収納家具は、引っ越しのとき持ってきた、薬箪笥、長持ち、チェストと、新しく購入した食器棚として使用しているシェルフを加えて合計4つです。ほかに収納は寝室にあるクローゼットがあります。これ以上新しい収納家具はふやさず、ものはそこからはみ出さない量に収めると決めています。 食器棚は、お茶関係のものを入れるかご、薬やサプリメントのかご、量はそれぞれのかごに収まるだけ、食器も引き出しに入るだけというふうに、個々の収納スペースごとに適正量を決めています。 数を意識しているものもあります。たとえば制服化しているワンピースは5着まで。靴は普段使いを2足、雨用を1足など。 季節が変わる前に、この服を着るのは今シーズンまでにしようとか、いつまでに処分するというのも考えながら着たり使ったりすると整理しやすくておすすめです。 片づけはダイエットに似ていると思います。入ってくる量と出ていく量のバランスで余分な脂肪や、部屋のものの量は決まっていくように思います。 以前の私のように、気がついたらものが増えてしまい、片づかなくなっているというお悩みをお持ちの方のヒントになればうれしいです。
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