【プレビュー】主導権を握るポイントは自分たちの強みを前面に出すこと。首位の町田と17位の湘南が激突 | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは8月10日から12日にかけて第26節が開催。町田GIONスタジアムでは、首位のFC町田ゼルビアが下位に沈む湘南ベルマーレと激突する。
優勝争いを繰り広げる町田と、厳しい残留争いを強いられている湘南の激突だ。中3日の連戦、次につながる勝ち点3を目指した戦い。互いの意地と意地がぶつかり合う試合になりそうだ。 2位の鹿島アントラーズに勝ち点差「3」をつけて首位に立つ町田は前節、中断明けの初戦でセレッソ大阪と対戦。ゲームを通して拮抗した試合を展開した中で最後まで得点こそ奪えなかったが、相手の攻撃を抑え切ることには成功して失点は許さず。スコアレスドローで勝ち点1を獲得した。中断明け初戦とあって勝利は欲しかったものの、勝ち点ゼロで終わるよりはいい。ミッドウィークの引き分けを今節へと繋げることがポイントになるだろう。 今節は湘南との一戦となるが、前回対戦がスコアレスドローに終わったことからも侮れない相手であることは間違いない。相手の強度と縦への素早い攻撃を許してしまうと、自分たちのペースに引き摺り込んでいけなくなる可能性もある。だからこそ、自分たちから先手を取っていくことが必要になるだろう。注目は湘南との古巣戦に挑む谷晃生。相手の攻撃を後ろがシャットアウトすることで、自分たちらしい戦いに持っていきたいところだ。 一方、下位に沈みながらも3連勝で中断明けに入った湘南は、ミッドウィークにアビスパ福岡と対戦。勢いそのままに鈴木章斗の得点で先制点を奪うところまでは良かったが、後半アディショナルタイムに痛恨の失点を許してドロー決着となった。現在は降格圏を外れているものの、一個下の18位ジュビロ磐田とは勝ち点差「1」。敗れればすぐに降格圏に逆戻りしてしまう状況のため少しでも勝ち点を稼いでいくことが必要になる。 そういった意味でも、今節は首位を相手にどうやって勝ち点を掴むかが鍵となる。前線からのプレッシングと素早い攻守の切り替え、暑さのある中でのハードワークといった湘南らしさで相手を上回り、自分たちから主導権を握っていきたい。注目は中盤の要となる田中聡。パリ五輪メンバーに選ばれなかった悔しさをしっかりとピッチにぶつけ、チームのために勝ち点奪取に貢献したいところだ。 激しい攻防が予想される両者の一戦。注目の試合は11日の18時キックオフだ。