女性問題めぐり岸和田市長“解散会見” 同席の妻「性加害ない」 市議憤り「演出だ」
大阪・岸和田市長が自身の女性問題を巡り不信任決議を可決した市議会を解散しました。その後、市長は妻も同席した記者会見を開き、一部の市議は「演出だ」と反発しています。 【画像】大阪・岸和田市長、妻に「許されてると思っていない」
■「夫婦で対応」「性加害ない」議会に反論
大阪府岸和田市 永野耕平市長(46) 「不信任決議に大義はない。あとは市民の皆さんに決めていただくほかない」 市議会を解散するという決断に踏み切った岸和田市の永野市長。政治活動で関わった女性に性的な関係を強要したとして、女性から訴訟を起こされていました。 先月、解決金500万円を支払い和解が成立しましたが、市議会は説明責任を果たせていないとして不信任決議案を可決しました。追い詰められた永野市長は解散を決断し、会見を開きましたが、終了後に異例の展開がありました。 突然、妻と並んで再び着席。改めて妻同席のもと記者会見が始まりました。 永野市長の妻 紗代さん(38) 「ここに出てきてるのは、夫婦でずっとこの問題に対応してきたから。事実を知っていただきたいということ。(女性への)加害はないのに、あるように報道されてつらい日々」 訴えた女性側は「泣きながら拒絶する私を立場や権力を乱用し、恐怖で押さえつけ逃げられないようにすることが同意なのでしょうか」とコメントしています。 夫の女性問題について問われた妻・紗代さんはこう答えました。 紗代さん 「(Q.謝罪を受けてどう感じたか?)聞きました」 永野市長 「一応許してもらっていない。一応一緒に暮らしていますし、結婚生活も続けて。大切にお互い思っていますが、許してもらっていない。許されてると思っていない」 紗代さん 「(Q.不倫をしていた事実については?)それは家庭内の問題なので、ここでは控える」
■市議憤り「演出だ」 市民どう受け止め?
二度にわたり行われた異例の記者会見でした。 岸和田市 たかひら正明市議 「不倫された側で、女性(妻)がつらい思いをする。その妻が『家庭の問題ですから』(と言うのは)もちろん(市長の)演出です。市議として憤りを感じます」 岸和田市長の選択を市民はどう受け止めているのでしょうか。 岸和田市民(40代) 「おかしい話。説明をしていないのが原因なのに、市議会を解散させる必要はあるのか」 岸和田市民(40代) 「岸和田市財政がただでさえ厳しいのに、そんなこと(市議選)に使うより(永野市長が)退いて違う人に市長になってもらったほうがいい」 (「グッド!モーニング」2024年12月25日放送分より)
テレビ朝日