マドリード・ダービーが一時中断、シメオネ監督「決断を下さねばならない」 一方で“選手”の行動にも言及
アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が、レアル・マドリードとの試合が一時的に中断された事態について語った。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。 【動画|ハイライト】白熱の“マドリードダービー” アトレティコ×レアル・マドリード|24/25 ラ・リーガ 第8節 アトレティコ・マドリードの本拠地シビタス・メトロポリターノには史上最多となる70112人の観客が駆けつけ、熱狂的な雰囲気のなかでマドリード・ダービーが行われた。試合は、前半をスコアレスで折り返して迎えた64分、ブラジル代表DFエデル・ミリトンのゴールでレアル・マドリードが先制する。 しかし、この得点の直後、アトレティコ・マドリードに所属した経歴を持つベルギー代表GKティボー・クルトワが、ゴール裏に陣取る同クラブのサポーターを煽り、それに反応したサポーターがライターやペットボトルなどを投げ込むという事態が起きた。主審はシメオネ監督とカルロ・アンチェロッティ監督を呼び出し、試合が一時中断されるという事態になった。 試合は約10分間中断されたあと無事に再開され、アトレティコ・マドリードが90+5分にアルゼンチン代表FWアンヘル・コレアのゴールで同点に追いつき、1-1の引き分けという結果に終わった。 シメオネ監督は、試合が一時中断されるという事態を招いたサポーターを批判しながらも、“protagonistas(主人公たち)”という単語を“選手たち”という意味で用いて「挑発する選手たちに制裁を下すこともできる」と、試合の主人公である選手も振る舞いに気をつけるべきだと語った。 「クラブは、このような事態を引き起こした人たちに対し、決断を下さなければならないだろう。クラブやチームのことを考えない人は必要ない。起こったことを正当化することはできないが、人は理由があってあのように振る舞うのだ。我々は、人々を挑発する選手たちに制裁を下すこともできる」 「我々は行動に注意しなければならない。我々は挑発する者を罰する。ライターを投げ入れた人たち、他人を吊るし上げる人たちを罰する。そういった人たちが制裁を受ければ、それで終わりだ」
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